手帳とともに

手帳についてあれこれ。文具についてもあれこれ…?

トラベラーズノートを自作した話

止まらなぬ物欲。

増え続けてやまないトラベラーズノート

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トラベラーズノートステーションエディションを購入したことでついにトラベラーズノートが6冊に突入した。

そこに更に何故かもう1冊無地の茶が欲しくなった。

欲しくて欲しくて止まらない。何故だかどうしても欲しい。

トラベラーズノートを主軸に使ってどうにかしていきたいと思いがありつつ、どれをどう使ってもどうもしっくりこない。

何故か首を傾げる毎日。

 

そんなある日、閃いた。

 

自作すればいいのではないか?

 

こんなにもあれこれ手をだして、色々使っては「これも違う」「あれも違う」と繰り返すのは自分の好きな色のトラベラーズノートがないからではないだろうか。

そうだ、ないなら自分で作ればいいじゃないか!

ということで、自分の最推しレイたん(オリキャラ)カラーで作ろうと思い至ったのである。

 

今までに何度かレザークラフト用の革を見たことがあるが、自分好みの赤に出会ったことはなかった。

早々に自作を辞めて、限定カラーに赤が来るのを待とうかと思いかけた時、またまた閃いた。

革の知識なんてなにもないが、確か、染色もコーティングもされてない革の状態をヌメ革というのではなかったか。

ないなら自分で染めればいいじゃない!ヌメ革を染めればいいのでは!?

 

トラベラーズノートの構成は至って簡単。

一枚の牛革とゴムだけで構成されている。

革切って色塗ってゴム通すだけじゃん!?やれる!!

 

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ということで買ってきた。

牛タンローというヌメ革とローバスバチックという革を染める染料。

カッターで切る自信が無かったのでオルファから出ているたちナイフも一緒に。

右も左もわからない状態のまま、なんとかなるだろうという気楽な気持ちで行ったので、お店でタンローって何?染料いっぱいあるけどどれがいいの??とスマフォを片手に色々調べまくった。

 

用意したもの

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・30cmx30cmの牛タンロー革。

(切る前の状態で撮っていなかったので切った後で失礼します)

(左下二つは試し塗りするために余った部分を切り取ったもの)

・オルファ たちナイフ

・ローバスバチック エンジ

トラベラーズノートのパーツ リペアキット

↑これらを揃えるのに大体4000円ぐらい。

↓家にあったもの

・通常のオルファのカッター

・錐

・紙ヤスリ

・丸ヤスリ

・プラスのカッターマット A4サイズ

・いらないTシャツ

・使い捨てのゴム手袋

・新聞

・牛乳パック

 

 

 

裏面(銀面)に開いた状態のトラベラーズノートを押し付けて、その周りを茶色の色鉛筆で形取った。

実際の形より多めに取るといいという話を見たので気持ち5mm~1cmぐらい大きめに。

 

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引いた線の横ぐらいを切るように定規をセットしてたちナイフで少しずつ切っていく。

裁断したところ(トコ面)が切り後でけばけばしているので紙ヤスリと丸ヤスリを駆使して綺麗にしていく。

トラベラーズノートで重要な部分がなんといっても角の処理だと思っているので、角も丸くなるように、こちらは通常のカッターで適当に丸みをつけて切った。

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ゴムを通すための穴を錐で空ける。

ここはしっかり純正のトラベラーズノートの穴の位置を定規で測ったところにしっかり印づける。

何気に穴をあけるのが一番大変で、ここで少し気分が滅入りそうだったので、錐より、革に穴をあける専用のものがあるっぽい?のでそちらの方が簡単かもしれません。

 

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いきなり色を塗りつける前に試し塗りをして色味を見てみる。

染料のパッケージ裏面には使うさいは水で1:1の割合で薄めると良いと書いてあるので、どちらがいいのか実際に試してみた。

左が水と1:1で薄めたもの。

右が原液のまま。

写真だとわかりづらいですが、水と割ったものだとかなり薄いです。個人的に原液のままのが好みだったので原液で塗る事に。

 

余談ですが、凄い沼味があって、ローバスバチックは他の色と混ぜ合わせることも可能らしいです。

な、何その沼…!色を組み合わせてもっと自分の好きな色作って塗っていいの…!!??すごい沼!そこまでは…!そこまでは私は沼にはまらないんだからっ!って振り切ってエンジだけにしました。

お店にあった色見本のエンジだと、もう少し深みがある色がいいなぁと思っていたので、好みの色を作るためにもう2,3色買うか少し悩みました。

 

 

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程よい高さに切った牛乳パックに染料を出して、適当の大きさに切ったTシャツの布きれを浸して、上から下へと塗っていく。

(塗る時はゴム手袋した方がいいです。手につくと牛の革を染めるぐらいなので中々落ちません)

まずは裏面(銀面)に塗って色を確かめてみる。

色はいいけど、銀面は毛がもさもさしているので白が残ってしまって、凄くムラになる…!無茶苦茶難しい!

 

一旦、休憩して次は表面

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色を塗る事で目に見えなかった凹凸が出てきて、凹凸部分がどうしても白く残ってしまって残念なことになるしって、白い所を塗りなおしたりしていたらどうしてもムラになってしまいました。

一枚、広げた状態で見るとなんだか残念な革だが、トラベラーズノートみたいに二つ折りにした状態にしてみるとムラが逆になんだか使い込んだ革感を醸し出しいてかっこいいから、まぁいっか。

 

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半日置いて、表面を乾かしたので、また裏面の塗り残しを染めるべく、今度は水と染料で1:1に薄めたものを上から塗っていく。

試し塗りをした時に、やはり水で薄めた分、裏面を塗るのに塗り易さを感じていたので、いけるのではないだろうかと思ったのでやってみる。

結果オーライ。中々良い感じ。

 

1日放置して乾かす。

乾かしたら革がカチコチのカペカペで、とにかく硬くて嫌だったので柔らかくしたいと思ったので追加購入。

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バインダーを使うと柔らかくなるらしい、けど光沢が出てしまうらしい。

ので、つや消しのためのレザーコートマット。

ミンクオイルをつけても革が柔らかくなるという情報を得たので、試し塗りした革にそれぞれ塗って具合を確かめてみる。

どちらも柔らかくなったので、結果、両方やることにした。

 

バインダーつけて柔らかくなった後に、光沢消すためにレザーコートを。

乾いた後にミンクオイルを付けた。

レザーコート後のミンクオイルは効果がないように思われる…。ちょっと余計だったかも。

レザーコートもそこまでつや消しをしたように思えないので、レザーコート付けずにミンクオイルをつければよかったなぁとそこは失敗したかもしれません。

 

乾いた後は仕上げのゴム通し。

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トラベラーズノートのリペアキットにある金具の付け方の取説を見ながらゴムを付ける。

トラベラーズノート最大のチャームポイント。トラベラーズノートトラベラーズノートたる所以と勝手に思っている金具もしっかりつける。

(この金具と付け方の取説欲しさにリペアキットは購入)

 

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完成しました。

お疲れ様でした。

 

 

自作してみて思ったことですが、特にこだわりが無ければ、純正のトラベラーズノートが良いと思います。

革の質感が全然違う。

すべすべしていてずっと触っていたくなるようなあの触り心地。あれが欲しくて、染色した後、模索してみましたが、そもそもトラベラーズノートに使用されている革は国内流通していないもののようで、あれに近づけるのは難しそう。

 

 

 

 

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買った時の革。

左手で持って、支えなしにべろーんと垂れ下がっている状態。

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塗った後。バインダーやらオイルやらつけずに柔らかくしていない状態。

硬いのが一目瞭然かと。

めっちゃ硬かったです!

(そもそも面積が違ったりと状態が異なるものなので完全比較は…ですけど)

 

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止め紐無しの状態だと表紙がべろーんと開いてしまう状態。

一日重石としてほぼ日カズン、ほぼ日オリジナルを乗っけて折り曲がった状態を保てるよう癖付もしましたw

 

 

 

最後に。

まだ完成から数日しか経過してませんが、今の所あんなに欲しかったトラベラーズノート茶2冊目の欲が不思議な程に落ち着いているので、目的としては達成しているかもしれません。

自分の好きなキャラのカラーが身の周りにある幸せ。たまらん、たまらんぞ…!

目の端に、視界の中に映る好きな色。

これだけで顔が自然とにやりとしてしまうので、作って良かったかもしれません。

しかし、革の質感は納得いっていないので、試作2号を作るかはたまた正規品で限定カラーとして赤が出るのを待つかは今後どうなるのか見当つきませんw

 

とりあえず、今の所毎日好きな色を持ち歩けていて幸福感、安心感があるので作って良かったな。

中のリフィルもあれこれと試行錯誤していましたが、今は自作トラベラーズノートともう1冊オリーブの2冊編成で落ち着きそうな気配です。

 

前に記事を書いた時からまた手帳の使い方が変わってきているので、このまま落ち着いたら改めて手帳の使い方をブログの記事にしたいですね!